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【GM】時にストリクタ姫は城下でも有名ですよね 【ストリクタ】っは 【ストリクタ】おそらく知らない人のほうが少ないとおもわれます 【GM】頻繁に城下にも行っていたようだし、行儀見習いの間も国には何度も帰っていただろうしね 【ストリクタ】うむー。唯一行かなかったのは貧民街のほうだけどー… 【GM】まあ当然貧民街の人が外に出ないわけもなく。賢姫ストリクタの顔は国中(少なくとも王都中)には知れ渡っているというかんじで 【ストリクタ】あい!えへへ。がんばってるよ。 【GM】 【GM】 【ケネス】「ストリクタ。来週、どこかで一日空けられるか?」 そうケネスが出し抜けに聞いてきたのは、王宮の廊下ですれ違ったそのとき。いつもの慇懃な口調ではなく、周囲に視線がないせいか、二人きりのときと同じ口調。僅かに浅黒い彼の顔には、もう見慣れてきた薄い笑みが浮かんでいる。 【ストリクタ】「あ、ケネス……来週、ですか?そうですね、執務を積めれば…来週、いつでもかまいませんが」 ケネスの誘いに、胸がときめき。だが、その顔に浮かんだ表情は、部屋で自分を嬲り者にしているときの顔。ならば、『そういう』目的のためなのだろう、と考え…来週の予定、外国訪問や大使との食事など動かせないモノが入っていないために、いつでも平気だと応えてみせて。 【ケネス】「では来週の水曜に。朝食を摂ってから城を出れるか? 確かストリクタは……」と、そこで廊下を歩いてくる侍女が見えて、笑みの質が変わる。「……ストリクタ姫は、頻繁に城下の視察をなさっているとか。私も、一度同道したいと思います。ご許可を頂けますか?」 【ストリクタ】「来週の水曜日、ですか…えぇ、わかりました」 小さな声で、国のほぼトップに位置する女性が従属するもののように答えて。ケネスの視線から、人が来たことを察すると… 「まぁ、ケネスも民の様子を見て学びたいのですね?わかりました、我が国の民を紹介いたしましょう。」 眼だけは泣いたようなままに、笑顔を見せて。 【ケネス】ストリクタの揺れる瞳に、微かに、ケネスの瞳が胡乱げに揺れた。しかしそれはすぐに消えて。「それでは水曜日に。宜しくお願い致します」慇懃に礼をして、去っていくケネス。 【ストリクタ】「えぇ、こちらこそ。」 来週の水曜日。下手すると木曜日までかかるのかもしれないと考えて。出来る限り穴を開けてもいいように、仕事に集中しなければと考えてみて。そこで、自分の行動がケネスの好きにされていると感じてしまい、ため息を。 「…この様子で、私は女王になれるのでしょうか…」 【GM】それでもケネスは、ストリクタの予定を拘束するときは事前に伝えてくるし、姫としての立場を損なわないよう、注意を払っていることは分かる。それが、自分が姫であることがケネスにとって大事なのだ、と分かってはいても、悪い気はしない。 【ケネス】「……そうだ、ストリクタ姫様」去りかけたケネスが振り返り、声を掛けてくる。 【ストリクタ】「…?」 立ち去ろうとしていたところで、ケネスに呼ばれて振り向き。 「なんでしょうか?」 人目が残るこの場。自分から動こうとはせず、内密話ならばケネスに寄らせようと。 【ケネス】「しばらくの間、アイゼラ様が国元に戻られますので、私は手が空きます。その間、手伝えることがありましたら何なりとご命じください」 【ストリクタ】「そうです、か…」 ふむ、とそこですこし考え。彼の能力からすると、十分に国政を任せられると判断し。 「わかりました。ならば、あとで大臣にケネスに仕事を任すように伝えておきます。それでよろしいですか?」 【ケネス】「畏まりました」一日連れ出す代償行為だろうか。そのときはそんな風に思っていた。 【GM】 【GM】 【GM】そして六日後の水曜日。ストリクタは機嫌があまり良くなかった。この日の約束をしてからというもの、ケネスは執務の多忙さを理由に一度もストリクタを、その、性的にかまってくれなかったのだ。 【ストリクタ】「リヴィアとは何度か…だった様子ですのに」 むぅ、とすこし膨れてしまい。そのせいで、先日はつい一人で慰めもしてしまい。その後の寂しさが辛く、その時は1度でやめてしまったものの… 「ケネスは、私よりリヴィアがいいのでしょうか…い、いえ、別に私はそう言うことを望んでいるというわけではなく」 ぶつぶつと何度も呟きながら、朝からシャワーを浴び、尻の中までつい綺麗にしてしまってから城内を歩く時用のドレスを身 【ストリクタ】につけ。どうやら、外に云々はメイドに対するごまかしだと考えている様子。 【侍女】「ストリクタ様。いらっしゃいますか? 今日はこれから城下の視察だと伺っております。馬車のご用意が出来ております」部屋がノックされ、侍女の声がする。ケネスもこの区画には入れるはずなのに、なぜ直接呼びに来ないのか。 【ストリクタ】「城外ですか?…ケネスは、何処にいますか?」 む?と首をかしげて部屋の外にいる侍女に声を返し。外になるとすれば、着衣も外用に変えなくてはならないが… 【侍女】「ケネス殿なら先ほどから馬車で待っておりますよ」呆れたような声。 【ストリクタ】「…今日は城内でケネスと会談のはずでしたが…わかりました、すぐに向かいます。」 むぅ、と人前ではしないような眉に皺をつくり右手の人差し指で自分の唇を押さえるポーズをとり。ぱっ、とメイドを呼んで着替えるとすこし動きやすいその格好でケネスのいる馬車へと向かう。約束した時間に、15分ほど遅れながら。 【GM】馬車はストリクタが好んで視察に使っていた簡素なもの。内装は居心地良いように設えられているが、外観からは王族の姫が乗っているなどとは誰も思わないだろう。といっても城下では、この馬車にストリクタが乗っていることは周知の事実ではあるが。 【GM】馬車の扉は開いており、ストリクタは見たことのないメイドが一人、手綱を取っていた。 【ストリクタ】「あら…今日は、よろしくおねがいしますね」 そのメイドに気づき、顔を見て。今までであった事のない人が座っていることに内心不安を覚えたが、他の誰も言わないということはただ自分が知らないだけなのだろうと考えて。にこりと笑顔を浮かべて頭を下げる。 【GM】彼女はにこりともせずに頭を下げ、「中へどうぞ」と馬車を示す。 【ストリクタ】「…。」 そのメイドの様子に苛立ちを感じてしまいつつ、息を吐いて心を落ち着け。どうも、ここ数日、小さな事で苛立ちを覚えてしまっていて、心の平静を欠いていると自覚し。それがなぜか、とまでは無意識に考えないようにしているようだが…とりあえず、メイドの指し示すままに馬車にのりこみ。 【GM】そこには案の定、この一週間ろくに話せなかったケネスが座っている。なにやら大きな荷物を抱えていて、ストリクタが入ってくると軽く会釈して迎え入れた。 【ストリクタ】「あ、ケネス…今日は、城内ではなかったのですか?」 もしかして、ただ本当に国民を見たかっただけなのか、とすこし嬉しそうに確認して。馬車の扉を閉めると、自然と馬車の奥、後部座席の窓際に座って。 【ケネス】「まあ、それもある。お前が愛したこの国の、国民を。……俺も昔はその一人だったわけだし、な」心なしか、わずかな憂いを含んだ声。扉が閉まると馬車は王庭から滑り出し、ゆっくりと城内を進んでいく。 【ストリクタ】「そうでしたか…失礼しました。では、城下の案内を行わねばなりませんね。」 ケネスが民を見たい、と言っていることに喜びを見せて。逆に自分が彼に嬲られるのだと考えていたことを恥じ。そして…すこし、惜しいと思ってしまい。…それが顔色に出ているかどうかは無意識なのでわからない。 【ケネス】「ストリクタ。お前は……」からり、からりと馬車が城門を過ぎていく。メイドは衛兵とも顔見知りのようで、軽く談笑する声が聞こえた。そして、馬車は王城前の広場に入る。人々のざわめきが窓の外から聞こえてくる。「この国が、好きか?」 【ストリクタ】「なんですか?」 ケネスからの声。にこ、と笑みを浮かべて見せてから、窓の外にいる門番に手を振り。彼らが頭を下げてくれたのをみて、すこし満足しつつ… 「えぇ、この国は世界で一番いい国だと思っています。民は皆、笑顔になって助け合い、日々をすごしておりますし。そのためにも、私たちは彼らの生活をより守れるように努力していかなければならないと思っています。」 【ケネス】「そうか。……お前に普段見ることの出来ない国民の姿を見せてやる。その後でも同じ台詞が言えれば、お前は……ホンモノだよ」笑みともつかない風に唇を歪め、傍らの包みを取り出した。「これに着替えろ、ストリクタ」 その包みの中には、金具のついた革のボンテージが入っている。 【ストリクタ】「普段見ることのできない、国民の姿…?」 何の事を言っているのだろう、いつも私が国民の姿を見たときは…ほら、こんな風に私に向かっても気さくに手をふってくれていて。これこそ国民の姿ではないか、と考えつつ。 「こ、これっ!?な、なんでこんなものをっ…!?」 取り出された卑猥な装束。身に着けたこともないソレを眼にして、顔を赤らめてしまい。間違っても国民に見えないように、窓から見えない位置に抱いて。 【ケネス】「お前が浅ましい肉欲に身を焦がすように……」窓の外をそっと見て。「連中も、一皮剥けば下卑た心性が露わになる。人間というのはそういうものだ。社会の勉強だよ、お姫さま」 【ストリクタ】「下卑た、なんて…そういうのは、過去に廃した権利にむさぼりつく下劣な大臣など、そういうものたちの事のはずです。あんなに純真無垢な国民が、そのようなはずは…」 うぐ、と反論の意思を見せながらもそういった人間は確かにいる、と認め。けれどあの人々がそんな事はないはずだと思いつつ… 「わかりました、着替えます。どこか、着替える事の出来る場所につれて行って頂けますか?」 【ケネス】「この場でだ。ふん、こんな高い窓から中を覗けるわけもない。『国民』の顔を見ながら着替えろ」 【ストリクタ】「こ、この場でですか…っ」 顔を赤らめながらも、このケネスにはこれ以上逆らえない、と体が認めて。顔を紅くそめながら、背中に手を伸ばし、ドレスを脱いでしまい。その間、窓の外には赤らめた笑顔だけを見せて… 「下着…も、身に着けていると、無理ですね…」 ボンテージの形状から、この下に着衣はできないと考え。その場でブラとガーダー、ショーツと脱いでいき。…かすかに、だがはっきりと車内に牝の香りを漂わせて。 【ケネス】「安心しろ。お前の思う通り、連中が純真な国民なら、まさか馬車の中で王女様がストリップをしているなんて、誰も思わないに決まってる」楽しげな笑みを浮かべてストリクタの着替えを見ている。 【ストリクタ】「それは、そうですが…」 それでも、見られるのではないかという不安は顔を赤く染めさせるのに十分であり。自らの手で、自らの意思で今度はそのボンテージに手を通し。股の間、3つの穴のうち外側のものに足を通すと、真ん中には髪と同じ綺麗な金髪の恥毛を覗かせ。乳房を通す穴にEカップの豊かな乳房を通してみせて… 「あ、あら?」 最後に後ろのチャックを閉めようとするが、巧みに作られたそれは自分で締めるのもま 【ストリクタ】まならない。 【ケネス】立ち上がると、ストリクタを抱くように腰に手を回す。男の手がチャックをつまむと、ゆっくりと引き上げていく。かり、かりり。金具が締まっていくたびに、身体の各部位がきゅっ、と革に締め付けられる。肌に、革がぴったりと触れる。よくもまあこんなにギリギリのサイズを見切ったものだと思う。チャックが完全に引き上げられると、痛みに変わらない寸前の拘束感。 【ストリクタ】「ぁ…」 ケネスに抱かれる、そのカタチだけで思わず喉は喜びの声を上げて。だが、その手がチャックを摘み、引き上げていくと体が締め付けられる感覚に、くふ、と喉から息が漏れる音が出てしまい。やがて、完全に着せられると、息苦しさを感じながらも傷みはない、といった具合になって。 「…凄く動きづらいですね…」 顔を紅くしたまま、露出したままの自分の乳房をぺたりと撫でて。ふぅ、ふぅ、と深呼吸できないために浅く息を行 【ストリクタ】い。その後、その上にドレスを身につけようと手を伸ばし。 【ケネス】「まだ終わってないぞ」その細い手を取り、背中についた手枷を巻き付ける。両手共に背中でぎゅり、と拘束した。 【ストリクタ】「えっ」 一瞬の気の緩み。その隙に取られた手をひねられ、痛みを感じるものの息が存分に出来ないために抵抗も出来ず。そのまま後ろ手にぎゅっ、と縛り付けられると… 「な、ケネス、一体、何をっ…!?これでは、服を着れないでは、ないですかっ…!」 ぎし、ぎしと体をひねるも縛られた手は動かすことが出来ず。結び目も親指の間につくられ、指が届かないために自分では絶対に解けない状態になってしまっていて。 【ケネス】「服ならもう着ているだろう?」締めとばかりにボンテージと同じ素材の黒革の首輪を掛ける。「……さて、そろそろかな」 馬車はストリクタの見覚えのある通りを走っている。 【ストリクタ】「そ、そんな、これは服では、第一、隠すべき場所が隠せていませんっ…」 首輪をつけられながら、顔を赤らめ涙を浮かべながら身をよじり。続くケネスの声にふと外を見ると… 「こ、ここはまさか、前に…まってください、今日は仮面がありませんっ!」 以前、魔物退治にやってきたこの場所。しかし、あの時は認識阻害の魔法のかかったマスクをつけていたために、羞恥すべき行為を行ってもそれが自分のことだとは認められず。でも、今 【ストリクタ】は素顔であるために、慌てて震えて。 【ケネス】「安心しろ。こんなみすぼらしい馬車から出てくる、明らかに調教されている娘が一国の王女だなんて誰が信じる? 趣味の悪い貴族の、奴隷のお披露目だ。前と同じだろう?」 【GM】ケネスは見覚えのある仮面を取り出し……自分だけ付ける。 【ストリクタ】「でも、この馬車は私が遊説する際につかうものですし…!あ、ケネス、せめて、その仮面を、私に貸してくださいっ!」 流石に貧民街にはいかないものの、この馬車にのって街中を回ることはよくあり。それを見られていたとなれば、この馬車に乗っているのはストリクタだと気づかれてしまうだろう。そんな恐怖の中、ケネスが自分だけ仮面をつけるのを見ると、手を伸ばそうとして無様に体をゆらし、乳房をぷるんと揺らしてしまいながら希 【ストリクタ】い。 【ケネス】「駄目だ。……そら、着いたぞ」ごとり、と馬車が停まる。ケネスはストリクタの前で扉を開けた。「先に出ろ」首輪から繋がった細い鎖を自分の手首に巻き付け、ストリクタに命じる。ここは、以前ストリクタが犯された、貧民街にほど近い裏通りの広場だ。 【ストリクタ】「そ、そんな、嫌ですっ!こんな格好で、外なんて…っ!」 珍しく、はっきりとケネスに抵抗を見せて。扉を開けられても、立とうともせずに顔を青ざめて背けてしまい。 【ケネス】「そうか、嫌か。ならこのまま此処に放置していこう。その手では馬車の運転もできまい。夜、暗くなったら裏路地を抜けて一人で城に帰ってくるといい。……その前に馬車に誰かが入ってこなければな」 【ストリクタ】「そ、そんな!?嘘、嘘ですよね、ケネス?本気じゃ、ないんですよね…?」 あはは、と涙を浮かべながら笑みをうかべ、きっとこんなのは冗談なんだ、と認めてもらおうとして。 【ケネス】「出ろ」鎖が引かれる。「せいぜい奴隷として振る舞うことだな。そうすれば、バレる可能性は低くなるんだ」 【GM】その言葉には優しいナニカは一片も感じられなかった。 【ストリクタ】「う、うううっ…」 涙をこぼしながら、おずおずと、馬車から降りてしまい。野外に、こんな皮で作られた卑猥な格好で素足で立つと、できるだけ体を隠そうと馬車に身を寄せて。びくびくと震えながらも、生まれ居った王族のオーラというものは隠しきれていない。 【GM】広場には何人かの人が陽気を楽しんでいる。家族連れやホットドックにかぶりついている男、美味しそうな匂いは屋台だ。その中に止まった馬車から降りてきた二人連れを見て、全員が目を丸くした。 【GM】ケネスは鎖を鳴らす。それが合図だったのか、御者のメイドは馬に鞭を入れた。ゆっくりと馬車は広場を出て行く。当然、ストリクタはその場に取り残される。 【ストリクタ】「え、ぁっ、そんなっ…っっっ!!」 馬車が走り去ると、自分の体を隠すモノが何もなくなってしまい。慌てて、その場にしゃがみこんで自分の乳房をせめて足で隠そうとして。叫び声をあげそうになるも、恐怖が声を出す事を抑えてしまい、結果として人目をそれ以上ひきつけることはなく。 【ケネス】「立て。お集まりの皆様に自己紹介するんだ」ケネスの手には、いつ取りだしたのか鞭が握られている。鞭を一度鳴らすと……子供連れの母親はそそくさと広場を出て行く。この広場は、貴族の道楽に使われる、そんな噂を知っているのだろう。 【ストリクタ】「ひぁっ!」 鞭の鳴る音に、叩かれた記憶を思い出して。悲鳴を上げて、その場に立ち上がると…此方に視線を注ぐ全員に、ボンテージにより強調された乳房と、太陽の光を反射して煌く髪と同じ色の陰毛を晒し。 「じ、自己紹介、って、どうすれば、いいんですかっ…?」 おろおろと、本気でうろたえながらケネスにどうすればいいのか訪ねて。顔は恐怖による蒼から羞恥による赤に変わり、どうにかして股間を隠そうと足をもじもじとすり 【ストリクタ】合わせて。ただ、その仕草が男たちにどう見えるかは意識していない。 【ケネス】「名前と、どんな性行為が好きか言え。皆さんにお前の恥ずかしい性癖をお話しするんだ」もう一度鞭を鳴らす。「まったく、最近の雌奴隷は自分でモノも考えられないのか」傲然と貴族風を吹かせながら、次第に集まってくる野次馬にストリクタを見せつけた。 【ストリクタ】「っひ、っっ!わ、私の名前は、ストリクタ・フィア・オルフィス、です…せ、性行為は、ケネスに体を、使われるのがすき、ですっ…せ、性癖、性癖は、えっと、イくとお漏らししちゃいます…っ」 鞭の音に怯えながら、身を震わせ。そのまま、何も隠していない王家の本名と、そして自分の性癖を赤裸々に告白して。 「牝奴隷、じゃありませんっ…!」 【ストリクタ】最後の言葉は、こんな格好でこの場に立つ以上、まったく説得力のないものであって。 【GM】「ストリクタ姫?」「んなバカな。そういう名前付けてるだけだろ」「でも似てるような……」「そっくりさんか? すげぇな」 【GM】集まった野次馬のひそひそ声が聞こえてくる。 【ケネス】「お集まりの皆さん。この雌奴隷ストリクタは、ストリクタ王女に取って代わろうと姫のお姿に黒魔術で化けた魔女なのです……。私は、本物のストリクタ姫の命を受け、この魔女を皆様の協力を得て懲罰を加えるためにやって来ました。どうか皆様、この忌まわしい、姫の名を騙る魔女に、責め苦を与え、その魂を清めてください」 高らかと、告げた。 【ストリクタ】「あ、あっ、え、っと、そのっ」 ひそひそ声が聞こえてくると、自分の名前をそのまま使ってしまったことに気づいて顔を青ざめ。だが、続く言葉にケネスを驚いた顔で見ると… 「そ、そう、です、私は、魔女で、つかまってしまったので、懲罰…懲罰って、なんですかケネス…っ!?」 ケネスのごまかしに安心して、それに乗ろうとしたが…最後のほう、『責め苦を与え』という言葉に不穏なものを感じてしまって。 【ストリクタ】その仕草は無様であるものの、髪の毛の具合やオーラなどは王族のそれであり、にじみ出るメイデンの気はまさしく体がストリクタのものだと示している。ただ、それに気づける人間がいるかは不明だが。 【ケネス】「騒ぐな」鞭を打つ。ストリクタのすぐ足下で、鋭い音。「皆様が魔女の誘惑に溺れることがなきよう、先ずはこの魔女がどれほど浅ましく淫乱なのかご覧ください」お辞儀をして、取り出したのは針がびっしりと生えたバイブ。周囲にどよめきが走る。「魔女は悪魔と契約した場所では痛みを感じなくなります。この姫の名を騙る魔女は、浅ましくも悪魔と交接し、此処で」ストリクタの金の秘毛を、唾を付けた指でぐちゅり、と撫で上げる。「悪魔と 【GM】契約したのです」 針の生えたバイブを見せつけながら、ストリクタの秘所をほぐしていく。 【ストリクタ】「ひ、っひぃっっ…!?」 鞭にびくりと振るえ、両手が使えないのでおたおたと足をゆらし。続く、ケネスの言葉をただ聴いて…そして、取り出された凶器のようなモノに顔を青ざめて。 「う、嘘ですよねケネス、そんな、そんなものをいれたら、体に穴が開いて、あ、ぁう、んんっっ…」 針バイブにおびえた顔を見せながらも、ケネスの指による愛撫に穴は蕩けて、蜜を垂らし。皇族の、本来は国王になるものにしか許されない穴が男を求め 【ストリクタ】て涎をたらして。 【GM】見ている野次馬にはほんの触れるだけのように見える愛撫にも、慣らされてしまったストリクタの秘所は潤み始める。そこに、針がびっしりと生えたバイブが宛がわれる。野次馬は息を呑み、目を伏せる者もいる。明らかに、ストリクタのそこはこれから血みどろになってしまう、はずだ。 【ケネス】「ご覧下さい」バイブが埋まっていく。ちくちくと鋭い痛みはあるが、ちゃんと「痛い」という感じはしない。それよりも快楽神経を刺されるような快感が、バイブが1つ埋まるごとに背筋を走り抜けた。 【ストリクタ】「け、ケネス、やめて、お願い、やめ…ぁ、ぁっ、んっぁっ…!」 無数の針が生えたバイブ。そんなものを入れられると、女性としての機能が壊されてしまうのは目に見えていて。でも、手を封じられているために抵抗はできず、その先端がずぷ、と埋まり。すると…そこから、痛みではなく鋭い刺激とそれによる快楽が脳を走り。 「っくぁ、ん、っぁ、ああっっっ!」 びくん、と振るえながら。針バイブを挿入されながら人前で甘い声を上げ 【ストリクタ】てしまった。 【GM】「お、おいあれ痛くねえのか」「……魔女だよ。あんなモン突っ込まれて感じてるんだ」「悪魔のヤツには針がついてるって本当なんだな」 【GM】野次馬の言葉。ケネスはバイブをゆっくりと埋めていく。膣壁を引っ掻く無数の針は、先端が潰されているのだが野次馬には分からない。 【ストリクタ】「い、っいや、何で、何で痛く…っふぁ!っぁ、ああっっっ!?」 針が自分の肉を刺している、そんな感覚があるものの…痛みは痛い快感として体が受け取ってしまい。どろ、と針拡張された穴から。針の隙間からはしたない牝蜜がこぼれ、バイブをぬらしつつケネスの手をぬらしていき。 【GM】埋めていく。そして、針先が子宮を突き上げた。軽くねじり、太ももの金具に固定する。バイブは2/3ほどがストリクタの体内に入ってしまい、無惨に腹に浮き上がっている。 【ストリクタ】「っひあんんっっ!」 ごりゅ、とその針バイブの先端で子宮口を突き上げられ、腹を持ち上げられながらびくりと振るえ。バイブが入っている場所に肉は、針が多いためにぷっくらと膨らんでどこまでそのバイブが入っているかを明確に示してしまい。 「っひ、っぁ、こんな、バイブ、いれたまま、やめ、れぇっ…」 うっとりとした、快楽に蕩けた牝の声でケネスに開放を望みつつ。ぴくぴくと震える腰に固定されたバイブからは地面にねっと 【ストリクタ】りと濃密牝汁が糸を引いてしまっていて。 【ケネス】「皆さん。針山のような責め具を入れられて、この魔女が痛がっているように見えますか?」 【GM】「……あれ、悦んでるよな」「悪魔のペニスでアヘるんだ、あんなのメじゃねえんだろ」「魔女め……」 【GM】野次馬の雰囲気が、覿面に変わるのが分かる。 【ストリクタ】「そ、そんな、こと、ない、れす、いたい、痛い、です、ぅっ」 野次馬からの好奇好色な視線に、痛いんだ、と言おうとして。けれど仕草により再び針がヒダを裏返すように抉り、その刺激にぷるぷると震えて白い本気汁でバイブをぬらしてしまって説得力を失ってしまい。 【ケネス】「まだ人間のフリをしようとするか、魔女め」ストリクタに厳しい視線を向けて、バイブを両膝に固定する。足すら広げられなくなったストリクタ。「この程度では責め苦にならないようだ。皆様、近くでご覧ください」 野次馬に呼びかけながら、スイッチを入れた。針バイブが、不規則に回転しはじめる。 【ストリクタ】「人間の、フリじゃな、私、にんげ…んんんんっっっ!!」 がし、と足をつかまれて閉じさせられると、穴も閉まって余計に針が牝肉に食い込み。痺れるような快感に背中をそらして乳房をぶるんと揺らし、その先端から汗をちらしつつ… 「責め苦、に、ぃ、っぁ、やだ、こない、で、ぁ、っぁっっ!?」 ヒダが異常に多い、王族の極上穴。そのヒダの1つ1つを針が刺し刺激し、裏返して奥の性感帯を刺激するうねりに、腰を前後 【ストリクタ】にがくがくとゆらしながら蜜をちらしてしまい。 【ケネス】「ドロドロだな。それに血の一滴も出ない。皆さん、このような責め苦を受けているにも関わらず、この魔女は悪魔のセックスを想起し、だらしないアヘ顔を晒しております」鞭を振り上げる。ガクガクと揺れる腰。肉付きのいい乳房を、鞭で打った。痛みは強烈だが痕は残りにくい、調教用の鞭を振り上げ、何度も乳房を打つ。 【ストリクタ】「っひぁぅ!!んっ。っふあ、っくぁん、んぁぁっっ!っは、っぁっっ!!」 羞恥による恥ずかしさ、それに膣穴からの壊滅的な刺激に涙と涎をたらしながら真っ赤な顔で喘いでしまい。次第に持ち上がっていく感覚に、絶頂を予感してしまって。慌てて、動きを抑えようとしたところで…乳房に鞭による刺激があたえられてしまい。 「っひぅんんっ♪いっや、っぁっっ!イク、イっちゃう、いや、みないで、みないでください、ぃっっっ!!」 【ストリクタ】 ばしんばしんと音を響かせ、乳房にうっすら紅い痕を残しつつ。絶頂寸前で必死に堪えて、見ないでくださいと国民に願って。 【GM】国民。純情で、ストリクタを敬い、素朴で優しい国民が、ストリクタを蔑みの目で見下ろしていた。ケネスの鞭は尻に当てられ、膝をついたストリクタは、懇願するように「国民」を見上げる。そこに、誰かの吐いた唾が振ってきた。 【GM】「魔女め」「ストリクタ様に死んで詫びろ」 悪意と、欲情が存分に詰め込まれた、声。 【ストリクタ】「まじょ、じゃ、ないい、っっ!!」 国民からのさげすみの視線に涙を浮かべつつも、ついに快楽の臨界を越えてしまい。尻を鞭で叩かれ、地面に膝をつきつつ。唾を頬にびちゃっ、と浴びた瞬間に… 「イク、イクイクイク、イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!」 びくん!と大きく震えたのち、バイブに真っ白でどろりとした精液のような蜜を中から伝わせ。その前にある小さな穴から黄金色の小水をちらし、絶頂宣言を行ってしまった。 【GM】尿と愛液を垂れ流したストリクタを「国民」は冷ややかに見下ろす。もはや、このストリクタを王女だと考える者は誰もいない。唾が何度も吐きかけられ、黄金色の髪を汚していく。 【ストリクタ】「ーーーっっ…っぁ、ぁぁっ、っっ…」 排尿快感からうっとりとした表情をうかべたまま、唾液を顔や乳房に受け止めてしまい。それも、針バイブが振動し続けているために波から下りることもできず。唾液に汚され視線に心を踏みにじられながらも、体は快楽に腰をくねらせてしまっていて。 【ケネス】「皆さん」 ケネスが、言う。 「この魔女の魂を清めるためにお力を貸して頂きたい」 【GM】すでにストリクタの愛する「国民」は、目の前で尿の池に座り込んで、針バイブで震える女性を、人間だとは思っていない。……彼らの心に、良心はあるのだろうか。 【ストリクタ】「っひ、んんっっ!っは、ぁぁっ、ふ、っぁぅ、っは、ぁっ…!」 悲しくて、その国民から視線をそらし。自分の尿による水溜りをみながら、針バイブによる快感に喘ぎ、蜜で内股をぬらし続けて。 【ケネス】「かといえ、あなた方に悪魔の呪いが及ぶのは避けたい。皆さん、この魔女に、小便を浴びせかけてください。犬の小便は悪魔の呪いを防ぐという。一度の効果はわずかでも、ここにいる全員の小便を浴びれば、魔女の魂も清められることでしょう」 【ストリクタ】「っひ、っぅっっ!っは、っぅ、んんっっ!?」 喘ぎながらもケネスのその言葉が聞こえてしまい。顔を再度青くしてしまいながら 「うそ、で、すよね、ケネス、そんな、こと、まさかっ…!?」 とろりと蜜をこぼしながら、嘘だよね、と尋ねて。その後、国民を見てそんなことしないで、と眼で訴えて。 【GM】ケネスの言葉に、国民たちは顔を見合わせ……ニヤニヤ笑う者、顔をしかめたままの者、ストリクタを蔑むもの、反応は様々だが、そのほとんどの者が、自らのペニス(その多くは勃起していた)を出し、ストリクタを取り囲んだ。ストリクタの言葉にも、「魔女が何抜かす」「姫様を侮辱しやがって」「清めてやるんだ、大人しくしてな」冷たい悪罵が次々と浴びせかけられる。 【ストリクタ】「お、おねが、やめて、私、魔女じゃ、んんっっ、ない、のっ、だか、らっ…!!」 顔をくしゃくしゃにゆがめ涙を浮かべつつも、唾液に汚れていてもなお高貴な者がもつオーラは褪せておらず。むしろそれが人々に高貴な人を汚す気持ちを与えてしまいながら、顔をふって彼らの勃起をみながらやめて、と願って。 【GM】しかし、願いは届かない。ケネスが手を振ると、最前列の8人が……何の躊躇いもなく放尿をはじめる。頭から臭いアンモニア臭のする液体が浴びせかけられる。顔を伏せるが、ケネスが鎖を引くとそれもできない。上を向かされ、顔面に小水がじょぼじょぼと降りかかる。 【ストリクタ】「っや、やだ、っぁぁっ!」 その先端から液体が出てくるのをみて、慌てて顔を伏せ。その行動はケネスには予測されていたものだったか、すぐに顔をあげられてしまい。 「あっぶ、んぅっっ!んっぷ、ん、んぅ、っぁっ!」 首を引っ張られたその刺激で口が開いてしまい、顔面、とりわけ口の中に尿が入り込んでしまい。吐き出そうとしても顔をうつむけないために、吐き出すことができなくて。ごぼごぼっ、と奥からあふれた空気ですこし 【ストリクタ】は漏れていくが、それ以上の量がたまってしまい…ごきゅ、と音をたてて喉をならし、口内に溜まったものの水かさを減らしていく。 【GM】凄まじい味と匂い。すぐに全身は尿にまみれ、べたべた、ぬるぬるとし、その上からなおも放尿は続く。入れ替わり立ち替わり、息をすれば尿が口から鼻から入ってくる。目もろくに開けていられない。……全身が、愛する国民によって穢されていく。 【ストリクタ】「っふ、あぅ、っぷ、んっく、っぷ、んっく、んぐ、んぐぅっ…!」 びしゃびしゃと何度も何度もかかってくる排液に顔をしかめつつ…だが、それも喉がなり、胃へと尿が流れていき… 「っふんう、っぶ、っぷふ、っふぅ、ぅっっ…」 いやだ、こんなこと、いやなはず、なのに…しょろろろろ、と再びその場でお漏らしし、男たちの尿海に自分のものも再び注いでいって。その様子は、絶頂に達した時と同じ艶やかな顔をしている。 【GM】 【GM】 【GM】ケネスが鞭を鳴らすと、狂騒は去った。1時間近く尿を浴びせられ続けたストリクタは息も絶え絶え。再び馬車がやってくると、尿の匂いが染みついたストリクタを抱き上げ、ケネスは馬車に乗り込んだ。 【GM】集まった連中に後片付けを命じる。今の一件は間違いなく噂になるだろう。 【GM】馬車で差し向かいに座ると、ケネスはタオルでストリクタを拭いはじめる。 【ストリクタ】「っふっぁあっ、ん、っかう、っふ、っぁぅっ…」 男たちの尿で摂取した水分で、再び膣肉から蜜と尿口から尿を漏らしてしまいつつ。いまだに膣内で振動を続けるバイブに、イキ癖をしつけられてしまっていて。 【GM】尿を拭っても、匂いは消えない。適当なところで切り上げ、バイブの震動を止めて引き抜いた。 【ケネス】「ストリクタ」震える横顔に、声を突き刺す。 【ストリクタ】「っふぁんんぅぅっ!…っは、ぃっ…」 足を開けるようになり、バイブを抜かれ。ようやく快楽刺激の波がおさまっても、足を閉じることはできず。ぽっかりとバイブ型に開いた穴が肉の締まりでゆるゆると締まっていく姿をみせつけながら、尿臭い息を吐いて。 【ケネス】「お前は、この国が好きか?」 ……つい1時間前にした、その問いを繰り返す。 【ストリクタ】「…好き、です」 すこしだけ時間を置いて、こくり、と頷き。 「彼らは、私を害するものを、排除しようとしただけ、です…。確かに、辛い目にあいましたが…それでも、国民は大好きです」 すこし欺瞞であるとは理解しつつも、それでもまだ国を、国民を好きであることは間違いなく。色に酔う顔を真面目にもどし、応えてみせて。 【ケネス】「そうだな。お前は魔女のフリをしただけだ。だが想像してみろ。俺があのまま、お前を魔女としてあの場に放り出し、好き勝手に陵辱させて、殺させる。俺がお前を魔女に仕立て上げたとしてもおかしくはない」 【ストリクタ】「ケネス…ケネスが何を望んでいるのか、今の私にはわかりませんが…」 顔をふり、にこりと笑みを見せて。 「私が彼らを殺すなんてありえません。私の体は国民のためにあるのですから…もし、そうなるくらいなら、私は自決すると思います。」 【ケネス】「自分が魔女になったとしても、国の為に喜んで死ぬのか。……それが「国民」だと。ある日突然魔女にされ、拷問され、陵辱され、それでも国の為だからと、笑って死ぬんだな、お前は」 【ストリクタ】「えぇ。…私の力は、国民を守るために授かったものです。それを国民に向けるなど、断じてありえませんから。ケネスが私に死ねというのでしたら…それは悲しい事ですが、貴方の母様に私がした仕打ちも考えれば、仕方のないことかもしれませんし。」 【ケネス】「…………」怒りを孕んだ目で、ストリクタを睨み……睨み。ゴトゴトと揺れる馬車。ケネスの頭にはやり場のない感情が渦を巻いている。 【ストリクタ】「…ですから、ケネスが望むなら、叶えたいと思っています。今回みたいなことは、したくない、というのが本音ですが…」 それからも滔々と語られる、ストリクタの本音。ケネスの気がすむなら何でもしたい。それが彼への贖罪になる、と考えているものをぶつけて。 【ケネス】両手で顔を覆い……絞り出すように。「……お前は、王女だよ」と呟いた。 【ストリクタ】「えぇ。」 にこり、と再び笑みをうかべ。こんな尿臭い体では抱きしめることもできないが… 「王女ですから。」
https://w.atwiki.jp/wiki13_cocktail/pages/808.html
説明文:魔女の秘法が施されている水薬。これを飲むとすべての記憶を忘れられるという。 重量:1 ゲフェンダンジョンB3Fに居るウィッチからのドロップ。 主に製薬に使われる。なかなか使い所が多い物。
https://w.atwiki.jp/yaruoperformer/pages/1071.html
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火蓮と悠希 第1話 いたい。 あたまが、いたい。 あたまだけじゃない、からだが、いたい。 「いてて・・・・・・・あれ?」 目を開けて、周りを見渡す。 「――――何も、ない・・・?」 一面、見渡す限り荒野と言うに相応しい土くれだらけの地面と周りにそびえたつ山。 「あれ~?変だなぁ・・・えっとー、さっき自分の家に帰って・・・」 ご飯作ろうとしてガス台の前に立って・・・ひねったら・・・・ 「爆発、したんだ・・・・・・じゃぁ・・・ココは天国?」 天国にしちゃ殺風景すぎる。じゃあ、ココは地獄?悪い事したっけなぁ。 しょんぼりしながら、とりあえず立ち上がる。 体の節々は痛いけれど、歩けるから大丈夫なんだろう。 『もっしもーし♪』 急に背後から声をかけられてびっくりした。 振り返ると、そこには声の若さとは裏腹に妙齢の綺麗なおねーさんが立っていた。 「あなた、ヒトでしょ?怪我してるのね、ウチにおいでよ♪」 「ぇ?ヒト?って・・・?」 くすくすと笑いながら自分の手をグイグイと引く彼女。 なにか違和感を感じながらそのまま着いて行くしかないようで、引かれたまんま歩いて行く。 周りは相変わらず山と荒地だけ。 目の前を行く綺麗なおねーさんは艶やかな毛並みの尻尾を振りながら鼻歌なんか歌ってご機嫌で歩く。 ん・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・・・しっぽ? 背中を厭な汗が流れるのを感じながら目線を上にやると、認めたくないけど”ネコ耳”がたふたふっと揺れていた。 えーと。 「尻尾も耳も動くなんて、随分手の込んだコスプレですねーおねーさん」 「えー?こすぷれってなぁにー?ネコならついてて当然よぉ~♪」 怪我のせい以外の理由で頭痛くなってきた気がする。 おねーさんが歩きながら簡単に説明してくれた。 ココは、ネコの国という所で、自分達の国で言うなれば”ネコ耳人間”てのが普通の住民で自分みたいな 人間は”ヒト”と呼ばれる存在で、希少価値が高いそうだ。 おねーさんの名前は『火蓮』と言うそうで、山の麓の小さい村の村長さんの娘らしい。 「で、キミはなんて名前なの~?」 「あ、自分は悠希って言います」 そうなんだ、とおねーさ・・・火蓮さんは笑う。 笑うと八重歯?犬歯?がちょっと覗いて可愛いかも。 「あたし、メスのヒトは初めて見たからびっくりしちゃってね~♪オスのヒトは割とよく見かけるんだけどね 奴隷売りとかが売りに来るのもほとんどオスだから。体力なくてメスは死んじゃうんだってー」 奴隷とかって・・・さっくりと酷い事言った気がしますが火蓮さん。 「あ、だいじょぶよぉ、あたしは悠希を奴隷にさせる気なんて絶対ないからねっ!」 顔色が変わったのを気付いたのか、火蓮さんが慌てて手を振る。 必死に違うからね、大丈夫だからね、と言うのをみて自分も安心する。 そんな事を言っている間に、目の前に急に集落が見えてきた。ココが火蓮さんの村なのかな。 火蓮さんが、村に入る前に自分のスカーフを頭にかぶせてくれた。ネコじゃないってバレないようにかな? 村に手を引かれたまま入ると、周りをアッと言う間に子供に囲まれた。ネコ、だから子ネコになるのかな。 みんな顔は確かに人間なんだけど・・・みんな”ネコ耳”も”尻尾”もついてる。ちょっとこゎい。 『火蓮さまー、それ誰~?誰~?』 「はいはい、この方は火蓮の大事な方だからみんな来ちゃダ~メ~、火蓮おこるよー」 『ハーイ』『えー、残念~』『あとで火蓮さま遊んでよー?』 文句垂れながら子供達があっさりと引き下がらると、周りと違って一際大きな家に連れて行ってくれた。 家に入ると、火蓮さんによく似た綺麗な人・・・ネコが玄関に待ち構えていた。 「火蓮、おかえりなさい。それは・・・ネコじゃないわね?ヒトね?メスを拾うなんて珍しいじゃないの。」 「お母様、これは火蓮が見付けたんですから火蓮のモノです。奴隷になんてしませんわ」 玄関先で口喧嘩なんか始めないで欲しいなぁ・・・火種が自分とは言え、見ててやだなー。 あー・・・怪我のせいか頭がフラフラすr・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 目を開けると、玄関じゃなかった。 どうも今日はあちこち移動しまくってる気がするぞ、自分。 ぼーっとしながら視線を動かす。結構広いお部屋だな、ベージュ基本にしたシックな感じの壁紙だし、 調度品もココから見える分には趣味がよさそう。背中がフワフワするのは、お布団の上だからかな? 「あ、悠希おきた、良かったぁぁぁぁっ!」 火蓮さんの嬉しそうな声が聞こえたと思ったら視界に火蓮さんの顔がドアップで入って来た。 それから、自分の怪我に気付かないで母親と喧嘩を始めた事を謝るやら、怪我の手当てはしたから安心しろとか、ご飯は食べれそうかとか、そのまま布団に横になっていていいんだから気にしないでいいんだとかまくし立てた。 「それとね、悠希」 ハイハイ、次は何でしょうか火蓮さん。 「悠希はあたし付のヒト召使いになるって事でお母様と折り合いどうにかついたから、売られなくて済むよ」 「売られないのは嬉しいんだけど・・・召使いって何するんですか?」 「んー・・・あたし付のだから別に特にないけど、一応建前上としてはあたしの身の回りの世話とかかなぁ?」 じゃあ、火蓮さまって呼ばないといけないんですか?と聞くと、「ヤダ!」と一言で却下された。 どうも、自分と上下関係という形にしたくないらしい。”お友達”がいいそうだ。 ふーん、と、取りあえず納得してホッペをぽりぽりと引っ掻いた。 それを見て火蓮さんが身を乗り出してくる。止まるかと思ったら、そのまんま布団の上まで身を乗り出してきて・・・ ぺろっ、とホッペを舐められた。見た目は人間みたいでも、やっぱり猫舌らしい。ちょっとザラザラしててくすぐったい。 「血がまた出てるよ、悠希」 言いながらぺろっぺろっとホッペを火蓮さんが舐める。 「くすぐったいですよぅ火蓮さんっ」 クスクスと笑いながら押しのけようとするけど、体の節々がまだ痛くて力入らない。 「あー、首にも血がついてるー、気付かなかったぁぁ」 え。首に”も”って・・・首も舐める気か火蓮さん! 一瞬どうやって避けるか考えたのが悪かったか、首にザラッという感触。 痛くはないんだけど、何だか変な感じがする。 くすぐったい、とも痒い、とも違う。何かもそもそする感覚。 火蓮さんは、治療のつもりなのか、こっちではそれが普通なのかぺろぺろと傷をなめてくる。 ヤバい。何かヤバい。首から背中に向かってなんだかムズムズしてきちゃった。 相手が男の人だったらまだ分かるんだけど、相手は綺麗なおねーさんだぞ自分! 「火蓮さん~もう大丈夫ですから止めて下さいよ~」 「そお?ちゃんとお薬塗った方がいいかな、あたしいっつもこうやって傷治してるんだけどなー」 火蓮さんが体を離してくれたお陰でムズムズ感はきえてくれた。 「悠希、顔真っ赤だよ?熱出ちゃったのかな、今お薬お母様にもらってくるね」 その後は、自分で包帯を交換しようとしてくれたのに自分が包帯にじゃれついて意味がない火蓮さんとか 食べさせようとしてくれたのはいいんだけど布団の上に見事にこぼしてしょぼくれる火蓮さんとか。 見た目は20そこそこの綺麗なおねーさんなのに、こう・・・やる事が見事にドジ踏むというか何と言うか。 「火蓮さんて(子供らしい所とか)可愛いですね」 そう呟いたら、急に火蓮さんの顔が真っ赤になった。 「そっそっそっそんな事ないわよっ!」 そんな事あるんですが。女の自分から見てもそんな素で照れまくられるトコとか可愛いと思っちゃいます。 「いや、自分から見て可愛いと思うから可愛いでいいんです。」 「もっ、もう寝た方がいいよねっ!朝また起こしにきたげるねっ」 真っ赤なまんま火蓮さんが部屋を出て行く。 出る時にランプを消してくれた。 真っ暗になった部屋の中で、バタバタとした今日一日を振り返る。 高校から帰って、お腹すいたからご飯作ろうとして。ちょっとガス臭いとは思ったけどまさか爆発しちゃうなんて。 ましてやこんな・・・ネコの国なんかに来ちゃうなんて、凄い経験だよね。ネコの国に来たアリスみたい。 色々考えてる間に眠りについた。 それから2,3日はベッドから離れられない生活を過ごしたから、なにも変わった事は特に無かった。 火蓮さん曰く”落ちてきた”せいでついた傷が軽く塞がったと言うので、やっと起きる許可も出て一安心。 「あのね火蓮さん、お風呂入りたいんですけどお風呂まだダメですか?」 「あっ、そうだね、汗でベトベトだよねー。今メイドに言って沸かしてもらってくるから待っててね」 10分位待ってると、火蓮さんがタオルを抱えて嬉しそうに戻ってきた。 「あたしも一緒に入ったげるから一緒いこ♪」 「えぇぇぇ!一緒って、そんな恥ずかしいから!いいですってば火蓮さんっ!」 「自分の召使いが病み上がりというか病み中なのに1人でお風呂入れてのぼせてお風呂で溺死なんてしたら あたしどうしたらいいか分からないもん、一緒に入ってちゃんと見てるからね」 ――そっか。自分、火蓮さんの”ヒト召使い”なんだっけ。 仕方無いので諦めて一緒にお風呂へ。 お風呂はすごかった。 とりあえず広い。そして、大理石みたいな石を全面に使ってて、すごいキレイ。湯船も何種類かあった。 腕をあげると、ちょっと痛いので背中を火蓮さんに流してもらう。 「髪邪魔だよねー、あげちゃうね♪」 自分のセミロングの髪は、確かにそのままじゃ洗うのには邪魔だよなー・・・先に上げとけば良かった。 背後でくるくるっと髪をまとめてくれて、まとめてからタオルで頭に押さえてくれた感触がする。 ずっと布団に横になっていたせいで風を感じることの無かったうなじに、温かい湯気が通る。気持ちいーな。 火蓮さんがタオルを泡立てて背中を洗い出してくれる。やわらかいタオルと泡が何だかとってもくすぐったい。 背中からわき腹にタオルが滑ると、思わずクスクス笑い声が出ちゃう。火蓮さんもそれを見て笑ってくれる。 背中を流すと、火蓮さんが「こっち向いてね」と言うので向き直った。 向き直ると、火蓮さんがニコニコしながら今度は前も洗おうとするので、慌てて断ろうとしたけど。 「あたしは悠希のご主人様でしょ?ご主人様の言うことに逆らっちゃうの?」 と、にっこり微笑まれながら言われてしまって。仕方なくそのまんま洗われる事になっちゃった。 まずは腕を軽くごしごし。次は・・・・・・と、火蓮さんの視線が自分の胸で止まった。 つられて自分で自分の胸を見る。で、思わず火蓮さんの胸と見比べてしまう。・・・・・・火蓮さんの胸おおきい、何カップだろ? 自分の胸はAカップしかなくってちっさいな。ちょっと恥ずかしいような悔しいような。 同じように胸を見比べてた火蓮さんが、急に胸を”ふにっ”とさわってきてびっくり。 「やだっ、いきなりさわんないで下さいよ火蓮さんっ」 「んー、悠希の胸あたしより小さいけどやぁらかいねー、ふにふにしてクッションみたいー」 ふにふに、ふにふに。感触が気に入ったのか、火蓮さんが胸を揉み始める。 手つきが別に厭らしいワケじゃないので、この前首をなめられた時みたいなあんな感覚はしなかったけど、 何だか妙な気分になっちゃいそうだったので反撃してしまおう。 「そんな事言って、火蓮さんの胸だっておっきくってふかふかしてていいじゃないですかー」 「え~、そんな事ないもんっ!悠希の方が胸やぁらかいもんっ!」 むにゅ。むにゅむにゅ。 手を伸ばして掴むと、見た目以上に火蓮さんの胸は柔らかくって、適度な弾力を持った感覚で。 言うなればビーズクッションのような、意外と気持ちいい感触で。 「やー、悠希の手つきなんかやーらしーぃっ」 「火蓮さんこそっ!何かエロっちぃ手つきでさわんないでくださいよおおッ」 気付いたら、キャーキャー騒ぎながらお互いの胸を揉みあってる、なんてゆー、はたから見ると変な状態になっていた。 先に我に返ったのは自分の方で、ハッとして火蓮さんの顔を見ると、何か・・・少し息が上がってる? 心持ち、顔も赤くなってる気がする。自分も、多少息が上がってるかな? ちょっとだけ、背中らへんがムズムズするかも。女の子に胸さわられてこんなんなっちゃうなんて、自分って変? そのままだと、ホントに体が変になりそうだったから、手を先に離して湯船につかる事にした。 「あ、火蓮もお風呂入る~」 離されて我に返ったらしい火蓮さんが後を追っかけて湯船に入ってくる。 入ってくる時、見ようと思ったんじゃないんだけど、見えちゃった。 火蓮さんの髪は、金髪一色じゃなくって、少し赤みがあるおかげで薄っぺらい色味じゃない。 その・・・↓の毛も・・・同じような色だったのが、入る時に見えちゃった。やっぱり髪と同じ色なんだなー、って、思った。 「悠希、顔真っ赤だよ?もしかしてもうのぼせちゃった?上がる?」 心配して、顔を覗き込んでくる火蓮さん。火蓮さんの顔もほんのり赤くなってて、色っぽい。 男がこんな顔の火蓮さん見たらきっと一目惚れしちゃうぞ。 「火蓮さんこそ、顔赤いですよ?一緒に上がりましょっか」 言うと、火蓮さんもそだね、と言ってすぐに湯船を上がった。 体を拭く時に、また火蓮さんが胸をむにゅむにゅ揉んできたけど。他は特になにもされず。 火蓮さんがセピア色の裾がふんわり広がるワンピース、自分が銀色の同じ型のワンピースを着て、お風呂場を出た。 お風呂を出る前に、こんな形の服着ないもんだからくるくる回って裾広がるのを喜んでたら火蓮さんに笑われてしまった。 「お風呂入ってノド乾いちゃったなー、悠希もなにかのむ?」 「あ、はい、できれば水かなんか頂きたいです」 ちょっと部屋で待っててね、と言い置いて火蓮さんが走って行く。 火蓮さん付の”召使い”になったんだから自分が行かなきゃいけないんじゃ? とか思ったけど、家の中ちゃんと覚えるまでは当分”召使い”のお勤め出来ないだろーな。 「おっまたっせー!」 無意味に元気良く火蓮さんが部屋に突っ込んできた。 手には中くらいの瓶と、グラスが2個。 瓶の中には、見た感じ飲むヨーグルトがも少しドロっとした感じの白い液体。パックするに程よい固さと言えばいいかな。 そんな固くて飲めるのかな?とちょっと不安になったりならなかったり。 「火蓮さん、それ何て飲み物?」 「あー、悠希こっちで生まれたんじゃないから知らないのね。コレは”アフアの実”を絞ったジュースだよ♪ 滋養強壮剤としてよく飲まれるんだよー。ちょっとクセがある匂いだけど、味はいいしホント効くから飲んでね?治り早くなるよ」 要するにこっちの世界でのユン●ルとかそんな感じなんだろう。見た目がヨーグルトで怪しいけど。 「じゃ、いれてください」 うん♪と機嫌よく火蓮さんがグラスにアフアジュースを注いでくれる。 コポコポ、と音を立ててグラスの中に注がれていくジュース。 部屋の中に何か独特な香りが漂う。どっかでかいだような変な匂い。お兄ちゃんの部屋みたいな香り?何だろ? 「火蓮さん、コレ臭いですね。飲むのはちょっとと言うかかなりキツイんじゃないんですか?」 グラスを持ったまんま、火蓮さんの様子を見ると、火蓮さんは普通に変な顔もせずに飲んでいた。慣れ、なんだろ。慣れ。 仕方無いから自分もグラスを持って、顔に近付けて、グィっと・・・・・・・ 「ぶはっ!」 ふきだしてしまった。 臭いに体が耐えられなかったらしい。 そのままケホケホと咳込んで、目を上げると、火蓮さんの顔にジュースがかかってしまってた。 「あぁぁぁぁ、火蓮さんごめんなさいっ!」 焦ってタオルを探す、あった、拭こうとして手を伸ばす。逆に手を掴まれて火蓮さんに引き寄せられた。 「火蓮さん、ジャレてる場合じゃないですって!拭かないとベタベタになっちゃいますって!」 火蓮さん無言。相当怒ってるみたい。 「あ、あの火蓮さ」 鼻をつままれた。驚いて口をぱかっと開けちゃった。 一瞬、何があったのか分からなかった。 口の中に、ドロっとした甘い液体が流れ込んできて、やっと口移しでジュース飲まされたんだって気付いた。 (ん?口の中?口移し?・・・・・・あ、コレってファーストキスに入るの?) 考えがそこまで行って、やっと腕をバタバタとさせる事ができて、火蓮さんが離してくれた。 「おいしいでしょ?匂いはかなりダメ系かもしれないけど。口の中に入れば匂い気にならないでしょ?」 「ぅ、ぃゃ、そうですけど。口移しってひどいですよー。」 「だってそーしなきゃ悠希飲めなかったでしょー?あたしも最初こうやってお母様に飲ませてもらったのよー」 母娘でキスして口移しでジュースを飲ませてるのを想像して、顔が赤くなる。 赤くなって照れてたら、グィっと引っ張られて、口をまた塞がれた。火蓮さんの唇やわらかいな、と不覚にも思ってしまったり。 ごくん。 一口飲むと、口を離されて、火蓮さんが新しく口に含んでまた移される。 ごくん。 また、口移しで飲まされる。 コレは、キスじゃないんだ、って思えばいいんじゃない。実際、ホントに効くみたいだし。体がぽかぽかしてきた。 ごくん、ごくん。あ、火蓮さん口の横に垂れてる。 ペロン。 思わず自分の舌で火蓮さんの口の横の雫を舐めとっていた。 キョトン、とした顔で自分を見る火蓮さん。同じように、自分の行動にビックリしている自分。 それから、ニッコリ笑って、火蓮さんは何事もなかったかのように次の一口を飲ませてくれた。 ごくん。 そして、口を離す時に、今度は自分の唇の横をペロっと軽く舐めて離れた。 ペロッてされた瞬間、ドキってした。 全部飲み終わる頃には、体がぽかぽかしてて、ワンピースは薄手なのに脱ぎたい位ホント暑かった。 「あ、髪の毛食べてるよ」 と、火蓮さんがきれいな手を伸ばして髪を耳にかけてくれた。耳に手が触れた瞬間 「ん」 変な声が出てしまった。今、声出したの自分?だよねぇ? 「悠希、どしたの?今どっか痛かった?」 心配して、火蓮さんが手をホッペに当ててくれるんだけど、その手自体がもう何かダメ。 さわられた所から熱が走ってっちゃう感じ。ダメ、さわんないで、って思うんだけど、もっとさわっててって思うのもある感じ。 「かれんさんーなんかへんー」 「悠希?悠希?あれ?アフアジュースってヒトには効き過ぎちゃうのかな?どうしよ、大丈夫?」 火蓮さんがオロオロして、腕をさすったりホッペをさすったりしてくれるんだけど、さわる度に自分が変な声を出すから 余計に心配をかけちゃってるみたい。自分だってこんな声止めたいよ! 心配そうに火蓮さんが覗き込む。 視界がぼんやりして、自分の胸が苦しい。風邪ひいたようなのとは違う息苦しさ。 「かぇんさん、なんかぼーっとするのぉ~、くるひいしあついのお」 呂律も回らない位、ボーっとする。それよりも暑い、すごい熱い。 「今、なにか治せる薬ないか見てくるから少しだけガマンして待てる?待っててね?」 早口でそれだけ言うと、火蓮さんは部屋から走り出してってしまった。 1人で部屋に取り残されて。椅子に腰掛けてるのもダルいので、ベッドに上がって横になる。 横になれば少しは楽になるだろうって思ったんだけど、あんまり変わんなかった。 「あついよー」 ワンピースの前ボタンをプチプチっと胸のあたりまで開けて、パタパタと手で風を送る。・・・こんなんじゃ足りない。 前を全開にして、羽織ってるだけのような状態にしてみるけど、それでも暑い。 どうせ部屋の中なんだし、と思ってワンピースを脱いで床に投げ落として、ゴロン、と横になる。 素肌が空気に晒されて、少しだけ気分がよくなった。 「胸がくるしいー」 胸をさすろうと、手を伸ばして。手が、自分の胸にふれた瞬間。 「んっ!」 また、あの変な声が出た。手は、胸に置いたまま。置いた手から電気が走ってるかのように、じんじんする。 (なに?コレ・・・?なんか、へん。すごい、じぶん、へんになってる?) そっと、その手を動かすと、また喉の奥から「ん!んっ!」って声が出てくる。 その不思議な感覚は、別に厭な感覚じゃない。厭って感覚じゃないから、ついつい手が動いちゃう。 5分位もそうやってたら、微妙に気持ちがイイ?って感じになってきた。 手から電気が走ってくのが、体中、ううん、体の中心に集まって行く感じがしてくる。 キュッと胸をつかむと、その”電気”がもっとおおきくなって体に染み込む。 もう、その行動が気持ち良くて止める事ができない。 どうしよう、自分ホントにおかしくなってきちゃったのかも。火蓮さん、どうしよう・・・・ 半分泣きそうになりながら、でも自分の手が与える快感に悠希は逆らえずにただ、ただひたすら手を動かしつづける。 ベッドのシーツにはいつの間にか少し染みができ始めていた。 ― その頃、火蓮は ― 「お嬢様、それは薄めず飲ませなさったんでしょー?そらマズいですよ」 「マズいって、どういう事?悠希の体が変になっちゃうの?病気なっちゃう?」 火蓮は、屋敷の厨房で昔からいる使用人に話を聞いていた。 「あたしらネコには原液のまんま飲んだ方が効果が期待できますけどね、ヒトにはアレはキツ過ぎるんですよ。 だから、ヒトに与える時は少し水か他の飲み物とか食べ物で薄めて与えなきゃいけないんですよ?」 「だって、さっき何も言わずにくれたじゃないの!」 「お嬢様、あのメスのヒトが飲むなんて一言も言わなかったから知らなかったんですよー」 困り顔の使用人を見て、火蓮は考え込む。 「じゃー・・・どうしたらあのコは治るの?」 そんなの簡単ですよ、と使用人は笑う。 「今の状態は要するに”発情”してる状態ですからね、それを発散させれば簡単におさまっちゃいますよ。 誰かオスのヒト探してあてがえば一発ですよ?探してきます?やんなかったら一週間はあのまんまですけどね」 「オスなんかあてがわなくて結構よ!あのコはあたしの、火蓮のモノなんだから!他の誰にもさわらせないのっ!」 まくし立てて、火蓮は厨房を飛び出した。 部屋に帰りながら考える。 (オスをあてがわないって事は、発情を抑えられないって事。抑えられないって事は、一週間くらい あの苦しそうな悠希見なきゃいけないって事。そんなの、あたしも悠希も耐えられないよ・・・) と、ソコで1つのことに気付いて立ち止まる。 「あたしが・・・オスの代わりに・・・・・なれる?としたら?」 確かに、挿れるモノは無いけど、さわってあげる事はできる。 さっきの悠希の状態見た限りだと、さわるだけで凄い反応してたみたいだから、それで収まるかもしれない。 「だったら、頑張ってあたしが治してあげなきゃ!あたしのせいだもんっ!」 口に出して自分の意志を再確認すると、火蓮は部屋に向かって走り出した。 部屋に戻った火蓮が最初に感じたのは、甘い、なんとも言えない香りが漂っている事であった。 (?なんのにおいだろ?アフアジュースってこんな匂いしないしなー。なんだろ?) ドアをぱたんと閉め、誰も入って来ないように鍵をかける。ふぅ、と軽く息をついた時、か細い声が聞こえた。 「ぅぅ、ゃだぁ・・・どうしよ・・・んっ・・・はぁっ・・・・」 甘い、か細い声の主はベッドの上で、まだ両手を胸にやり、胸をもみしだきながら泣いていた。 「ゆ・悠希!?」 慌てて駆け寄ってその手を掴んでおろす。 焦点の定まらない目で、悠希が火蓮を見る。 「あぁ、かれんさん・・・ダメなの、らめなの、おっぱい触るとへんなの、とまんないの」 涙をポロポロ零しながら悠希は訴える。 理由もわからず、ただ体だけが発情している状態。唯一頼れる自分もいなくて、辛かっただろう。苦しかっただろう。 きゅん、と胸が切なくなって、ギュッと悠希を抱きしめる。 「あたしが、火蓮が治したげる。だから、何してもビックリしないで、体ラクにしててね?恐い事ないからね?」 「ふぁい、かぇんさん」 一応持っている僅かな知識を頼りに、とりあえず口付けをする。 ちゅ・・・ちゅ・・・・と、優しくついばむように口付けを与える。 唇を離すと、ウットリした目で悠希が見返してくる。そんな顔を見て、また火蓮の胸がきゅん、となった。 (どうしよ、悠希すっっっごい可愛い!) ちゅ、ちゅ、と触れ合うだけのキス。幼いキスだけど、2人の距離を近付けるには充分なキス。 そっと、晒されたままの胸に手をやる。触れただけで一瞬体がビクッとするものの、抗う事もない。 優しく胸に当てた手を上下させて擦ってみる。 「ンッ・・・ぁ・・・・」 口から甘い声が漏れ出すのを確認すると、その手に力を少しいれて胸を揉んでみる。 「ゃんっ!んんーっ!」 おおきい声を出すので、驚いて手を離すと、潤んだ目で火蓮を見る悠希。 「へーき、だいじょぶです、なんか、体がビリビリきちゃうんです」 それだけを切れ切れに言うと、辛いだろうにニッコリと微笑む。 ホッとして軽くまた口付けると、胸に当てた手を動かす。 なんとなく胸の頂にある桜色の蕾をキュっとつまんでみる。 「あぁぁぁぁぁ!」 さっきよりも大きい声と一緒に、背を仰け反らせる。 今度はそっと摘むと、幾分小さい声で、それでも体を反らせる程反応する。 「なんか、なんか、お腹とかせなかのしたとか、へんなんです、むずむずしちゃうんです、変になってませんか?」 涙目で悠希が体の異常を訴える。 言われて、目線を下にやると・・・・・・ 脱がすと、もう一度ソコを確認する。 あまり濃くない毛並みの向こうに見える秘所から、不思議な香りのソレ、が流れ出している様子。 そっと、悠希が痛くないように指でソコをなぞる。 「ぁん」 声が出るのにも、もう慣れた。大きい声が出たとしても、それは痛いとか厭だからじゃないって分かったから、気にしない。 手に、その何か分からないモノがまとわりつく。 ぱくっと口に含むと、形容しがたい不思議な味がした。 「んー?何だろ、コレ?」 美味しい、とは言えないけど不味い、と言う味でもない。 もう一度、鼻を近付けてクンクン、と匂いを嗅ぐと、ペロっと舐めた。 「ひゃぅっ!やっなっなにしっ」 ペロペロ、と舐めると悠希の抗議の声が止まる。声が出ないように耐えている様子。 面白くて、ペロペロと舐め続けると、どんどん後からあとからソレが溢れ出してきた。 じゅるっと音を立てて悠希の蜜を舐め取る。 目線を上げると、真っ赤になって目をつぶり、口をかたく噤んで耐えている悠希が見えた。 ちゅっと口付けて、ついでにちょっとだけ口に悠希の蜜を含ませる。 「んー・・・・へんなあじ・・・」 「ソレが悠希の味だよ」 そうなんですか、と潤んだ目で言う悠希を見ながら、火蓮は自分自身も体が熱くなってきているのを感じ出していた。 ちゅ、と口付けて、悠希の蜜を手に取る。取るそばから蜜は溢れ出して、シーツは大洪水。 指がふれるに体が反応する場所を探して、体中を火蓮の指が走って行く。 胸全体をさわるより、その頂のものを摘んだ方が反応する。 腹の方をさわるより、腰をさわったほうが良く反応する。 背中をさわった時なぞ、軽く背中に爪を立てられて服の上からなのにすごく痛かった。 クィっと服を引っ張られる。目を合わせると、もう一度軽く服を引っ張る。 「?」 「服・・・くすぐったい」 あぁ、と納得。さっさと服を脱ぎ捨てると、悠希が一瞬顔を赤く染めた。 「なんで真っ赤になるの?さっきお風呂入ったじゃなーい」 「おっきぃ、から、くらべるとはずかし、いんです、」 息が切れるせいで細切れに言葉を紡ぐと、悠希は目線を火蓮の胸にやる。 「そお?さわっていーよ、悠希ばっかさわられてると余計はずかしーでしょ?」 言いながら手を添えて、胸に手を当てさせてやる。 遠慮がちに悠希がふにふに、と手を動かす。と。 「にゃぁんっ!」 思いもよらなかった刺激が体に走って火蓮も叫んでいた。 ジュースのせいで勢いが止まってない悠希はそれを見て嬉しそうに手を強めて動かす。 さっき、自分の胸でどうやったら気持ちいいか、充分過ぎる程理解はしているから、力加減もなれたもの。 「うにゃっ・にゃっ!にゃーーーっ」 悠希に跨ったまま、火蓮が背中を仰け反らせて初めての快感に悶えるばかり。 少し腰を持ち上げた途端、悠希が火蓮の秘所に手をのばしてつるり、と撫でた。 「にゃぁぁぁぁぁんっ」 反応を見ながら悠希は手を動かす。動かす途中で小さなしこりを見つけて、そこを何となくつまんでみた。 その途端、火蓮の中で何かが弾けるような感覚がして、火蓮は一瞬気を失った。 少しして、火蓮が目を開けると。心配そうに、でもまだ上気した顔の悠希が下から覗き込んでいた。 火蓮はイきやすい体質だったらしい。 「だ、だいじょーぶだよ」 「大丈夫ですか?ごめんなさい、自分が変な事したせいで」 「それより、今のでどうやったらいいかなんかわかっちゃった♪」 え?と首をかしげる悠希に笑いかけると、またそっと口付ける。 相変わらず蜜は大量に溢れている。さっき、自分がさわられて気が飛んでしまったのはこの辺をさわられた時。 しかも、”ナニか”をつままれた瞬間、自分の中で少しの痛みと、『気持ちいい』という感覚と『真っ白』な感覚が一緒に弾けた。 きっと、ソレをすれば悠希は治る。確信を持って必死に探そうと目をこらす火蓮。 秘所を見られる恥ずかしさに悠希が身をよじるたびに、淫らな水音が部屋の中に響き渡る。 ほっそりした指で襞をかき分けると、綺麗な色をした内壁が少し見え隠れする。 この中かな?と指をそっと入れようとすると「痛い痛い痛い痛い痛いっ!ダメ、そこやだダメ!」と、力一杯拒否された。 どうやら違ったらしい。その上に目線をやると、小さな突起が目についた。 さっき、自分が弾けたのはコレのせいだろう、と見当をつけてそっと舌で突っつく。 「ぁあっ!」 今までよりも激しく体が反応する。どうやら正解のよう。 舌で優しく、やさしくそれを転がしてみると、その度に体をよじって、悶える。悶えるたびに、蜜が更に溢れ出す。 転がしているうちに、皮に包まれてていた突起が頭を少し出してきた。 それ自身をまた舌でそっと突付いてみる。 「!!」 今度は、声にならない声をあげて体を強張らせる。でも、蜜はさっきよりも大量に溢れ出してきているから大丈夫なんだろう。 「んー・・・・悠希、痛い?ココやだ?」 顔をあげて聞いてみると、真っ赤になりながらふるふる、と首を横に振ってその質問に否定の意を表す。 軽く納得して、今度は執拗にそこを責めることに専念しだす。 「んっ!んっ!あぁぁ!やっ、あっ、へんっ!へんなのっ!だめぇぇぇっ!」 つつかれる度に、ダメ、ダメと言いながら、蜜を流して悦ぶ悠希。 段々とその声が甲高くなっていく。無意識にそれにあわせて舌の動きを火蓮は速めて行く。 そして、いきなり悠希の声が止まったかと思うと、両脚も、体全体も強張らせて悠希が達した。 火蓮は、達した事自体には気付かず、まだそこを責めていた。 一瞬の意識の空白から戻った悠希が連続でまた達する。でも、火蓮はまだ責め続ける。 ”達する”と言う事、そしてその状態の後もされ続けるという事。何連続も、悠希は達し続けた。 何度目になるだろうか。あまり反応しなくなった事に気付いて、火蓮が顔をあげると。 少し疲れた顔をしているものの、気を失ったまま眠っている悠希がそこにいた。 しばらく様子を見てみるが、起きる気配は一向にない。 (・・・もしかして、”発散”できたって事かな?だとしたら、あたしは悠希のこと、助けてあげれたのかな?) ふふっと笑みがこぼれる。そのまま、火蓮は悠希のそばに横たわって、自分も眠りについた。 窓の外は、いつの間にやら綺麗な満天の星空になっていた。
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魔女と神様.6 がむしゃらに十字架を振るった。 滅茶苦茶に斬らんと振り回した。 のしかかる圧倒的な『威圧感』を振りはらうように。 走り飛び蹴り殴り斬り刺し、できうる限りの行動をぶちまけた。 私は弱くない。 私は弱くない。 私は弱くない。 ただただ、栞はその思いにとり憑かれていた。 護る強さ、それが栞。強さが証明できなきゃ、護れない。 護れないんだ。 持てる最大限の雷を込めて、栞は火竜の羽根に『牙』を刺す。 「ギッ…!」 腕や身体にどれだけ喰らっても呻かなかった火竜が呻いた。 手負いの獣のように羽根を振り、栞を放り投げた。同時に吹き荒れる『熱風』。 「っが…!!」 小さな体躯が、派手に火傷を負って地面に落ちた。 それでも意地で身体を起こす。だが対する火竜の、様子がおかしかった。 戦意しか見せなかった瞳が、戸惑って揺れていた。 まるで悪い夢から醒めた人のように。 「…mィ…」 醜く血管に覆われた手を伸ばし、呻くように、呟く。 「み…ズ、ハ…?」 ざぁっと一瞬栞の脳裏に大量の画像が駆け抜けた。 それはあまりに多すぎてわからなかったけれど、無意識が呟きを漏らす。 「……"貴様"、」 途端、風が吹き荒れた。 思わず腕で顔を庇うと、火竜がどこかへ飛んで逃げていくところだった。 栞は一瞬だけ迷う。翠を追うべきか、火竜を追うべきか。 天秤はすぐに傾き、栞は火竜を追って駆けだした。 敵を、潰す。それが護る強さだと、栞は信じていた。 +++ ++ + 身を焼く熱さが、激痛が、ゆっくりと遠ざかる。 栞はどこか、真っ暗で底の無い場所を落ち続けていた。 意識も一緒に遠ざかってしまいそうだ。 不思議と心は落ちついていた。 縛るもの全てから解放されていく心地がした。 このまま、目を閉じて眠るのも悪くないかな。 りぃん、りぃん。 妙に耳触りな鈴の音がした。 『こっちだよ、私の仔羊達。』 鈴を鳴らした老人が呼ぶ。 『そちらへ行っていいのかい?』 鈴の音はまどろむ意識を揺り起こした。そうだ、まだだ。鈴の鳴る方へ行かないと。 私は"護る"者だから…。 + 目を覚ますと随分とカラフルなものが見えた。意識が目覚めるにつれそれはステンドグラスだとわかった。 そこから差し込む光は不思議と無色。その中で埃が踊るのが見えた。ちかちかと鬱陶しい。 懐かしいデジャヴ。今やすっかりと見慣れた意識。 寝かされていた長椅子から見上げると、覗き込んでいた翠と、目が合った。 「ああ、よかった。目を覚まされましたね。」 「貴方こそ…よく生きてたわね。」 「おかげさまで。」 「…ふん。」 少し滲んだ目頭を悟らせまいと、栞はそっぽを向いた。 そんな栞に翠はくすくす笑う。 「大変でしたね。栞さんが死んでしまう程だったなんて。」 「…え?」 世間話のような言う、翠。 その翠の声にうすら寒さを覚え、栞は身を起こした。翠はただ穏やかに笑っているだけだ。 そう、穏やかに。 それは確かに翠の微笑みだけど、"最近の"翠の笑い方ではなかった。これは、まるで、出会ったばかりの翠。 「大丈夫ですよ、栞さんは何も問題もなく生き返っています。」 翠は本を持っていない。代わりに胸元へ手を当てた。 「御神の加護がありましたから。」 当てた手から爪が伸びた。 翠は緑色に輝く『ドラゴンクロー』を、まっすぐ栞へと、振りおろした。 「ッ!?」 すんでで避ける。翠は想定済みだったようだ。ふんわりと微笑んで見せた。 「栞さん、ひとまずのお別れを言いたくて待っていたんです。貴女が起きてくれたら教会から去るつもりでした。」 「…去って何処へ?」 「御神の下へと。」 うっとりと翠は言った。 「この優しい世界を作り、統べる方の下へと。」 ダークライ。 栞は一発でぴんときた。けれどわからない、翠がどうしていきなりこんなことを言いだしたのか。 翠は最初の一撃以降攻撃する様子がない。間合いだけはとりながら栞は尋ねた。どうして、と。 翠は微笑んで、両腕を差し伸べた。 「護りたい、からですよ。」 見えない何かを抱きしめるように、胸元へ両腕をたぐりよせる。 「あのお方を護ること。あのお方の敵を全て潰して、未来永劫あのお方を護り抜くこと。それが私の望み。この世界にやってきた理由だったんです。」 そう、やっと気づけたんですよ。 栞は、呆然と翠を見つめた。歪な鏡を見ているような気持ちだった。 そうだ、護ることは敵を潰すこと。翠は正しい、栞も正しい。それなら翠を止めるべきじゃない? 否、と心の奥から声がした。 陸という敵を、火竜という敵を潰すため戦った栞。栞は護りたかった"翠"を護れたか?無邪気に明るく笑う翠は、もういない。 「待て、神父…っ」 「安心してください、栞さん。貴女が私と同じところにくれば、また一緒にいられます。」 けれど、と。 呟いた瞬間、『ドラゴンクロー』がきんと光った。 「貴女が貴女の主に再び仕えると言うのであれば…」 先刻よりも大きく獰猛な『ドラゴンクロー』。 避けきれず、栞は十字架で受け止めた。 「その時は、さようなら。栞さん。」 神父の微笑は、狂ったまま安定していた。 「…主、だと…?」 「御神が教えてくれたんです。御神は全て知ってらっしゃいますから。」 翠は交差をそっと解いた。 足元からごぼごぼと黒い影が湧きたつ。距離を詰めようとした栞を、爪で威嚇して止めた。 「自死の緑、保守の黒、傲慢の黄緑、稚拙の赤、狂愛の橙…革命の蒼。」 するりと伸びてくる影の触手に、翠は身を委ねた。 最後の最後、どこか切なげな微笑を浮かべながら。 「貴女は"魔女"と縁がある人…この世界にとって危険なのです。…願わくば、貴女が何も思い出しませんよう。」 また逢いましょう、栞さん。 影に溶けるように、言葉と翠が消えた。 …私はどこから間違えた? 栞は、翠の消えた空間を呆然と見つめていた。 あの時、もっと早く帰っていれば? あの時、陸を倒せていれば? あの時、火竜を倒せていれば? あの時、翠を追うことを選んでいれば? 護りたいものを護るにはどうすればいいのか。 信じた方程式が崩れた今、栞は信じるべきものを見失った。 探さなきゃ。わからなきゃ。答えを出して戦わなくては。 危機感だけが虚しく空回り、身体は動いてくれなかった。 まもなく"神"の名の下に、彼らは"魔女"を狩りにやってくる。 fin.
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魅了術の魔女 魅了術の魔女 カードタイプ:行動・攻撃(魔法) コスト:4 連結1 あなたはカードを1枚引く。 全ての対戦相手は山札の一番上から呪いカードが出るか、2枚のカードが公開されるまでカードを公開し、公開されたカードの内、呪いと領地以外のカードを捨て札にする。 その後、あなたは、こうして捨て札になった全てのカードの中から1枚を選び、選んだカードと同じ名前のカードをマーケットから獲得しても良い。 illust:葉庭 考察 中盤以降に輝くカード 序盤では人気のあるサプライのカードは売り切れていて手に入らないことが多く、ひどい時は見習い侍女を捨て札にしてむしろ手助けとなることも。 しかし、終盤に相手の継承権カードを魅了できれば簡単に継承権カードを手に入れることができ、かつその相手はリシャッフルまでそのカードを引くことが出来ず点数加算が遅れるのは大きい。 こちらは加速し相手は減速するため大きな速度差がつくことにより逆転劇を生むこともしばしばあるだろう。 もし公爵が落ちようものならタダで最も欲しい8コストカードが手に入ってしまうことから爆発力は随一である。 ただし、公爵がマーケットからなくなると即座にゲームが終了するので獲得する時は残り枚数にも注意。 このカードの主な対抗策は以下の通り。 ・アクションカードをあまり買わず都市、大都市を重視したデッキにする。(いわゆるお金デッキ) ・魅了術の魔女を買い占めて相手に使わせない。 ・早馬等の1ドローカードを沢山買いデッキ内に継承点カードの身代わりを配置する。 ただし、購買力との両立や落ちたこれらのカードを獲得され易いので上級者向き。クラムクラムを擁立していると負担が小さくて済む。 ・召集令状で捨て山に落ちてしまった継承点カードを拾う。 ・願いの泉や星詠みの魔女を活用し相対的に自分がめくる枚数を水増しする。 Q&A Q:魅了術の魔女は延長線に突入後、戴冠式宣言ができず脱落したプレイヤーに対しても効果が及びますか? A:延長戦で脱落したプレイヤーとそのカードは全てゲーム外にあるものとして扱って下さい。攻撃カード等の対象にはなりません。 Q:呪い以外のカードがデッキトップに既に公開されている場合、魅了術の魔女の処理はどうなりますか? A:通常通り処理します。既に公開されているカードも、再度公開されます。 Q:魅了術の魔女の効果で公開された領地と呪い以外のカードでマーケットに存在するカードなら、行動カードだけでなく、公爵等の継承権カードも獲得できますか? A:継承権カードも獲得できます。 (出典)
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瞬の魔女 性質は刹那 一度きりの大きい攻撃さえ防げれば、勝手に自滅してくれる。 だが、その攻撃を防ぐことなど出来るだろうか? 魔法少女時代 武久 真琴(たけひさ まこと)
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本日の戦人様、お目覚めの一言。 「ってウギャアアアアア!!」 目前には、敵対している筈の魔女ベアトリーチェ。まあ、驚くのは無理はないか。 けど、原因はそれだけじゃなかった。 「なんだそのリアクションは。折角妾がステキバレンタインを演出してやろうとしたってのに」 そのお姿は、っぷっくく、形容しがたいものでした。 魔女が纏うのはドレスではなくて、甘ったるいチョコレート。そりゃあ叫びたくもなるってもの。 ……キムチが欲しいわね。 「いや、バレ、え?……こ、この痴女!!」 「ふん。その程度の文句しか出てこぬとは……情けない。まあ、良い。とにかく食え」 そんなことを仰りながら、お嬢様は戦人様にチョコレートを勧めています。 というか、押し込んでるわね。あ、口移しもしてる。 「ぬぐっ!?ん、あま、やめ、うむっ」 無駄な抵抗は見てて心を抉りますねぇ……ぷくくくー。 ふぁいとーおー……ま、適当に頑張んなさい。 さてさて、どうやらお嬢様からのプレゼントはひと段落着いたようですね。 「ぷは……はーっ。てんめぇ、食うとか無理だろうが!ズンドコ押し付けてきやがって!」 「ふぅむ。何だ、随分甘ったるいコーディネイトだなぁ、戦人」 戦人の白いスーツも、顔も、唇も。チョコレートでべったべた。 確かに微妙ね。 「誰のせいだよ、誰の!」 「む。ならば、妾が責任持って喰ってやろう」 「は?……っひ!?」 お嬢様は、戦人様の首筋に垂れたチョコレートを舌で掬い上げます。 「うむ、甘いの」 「な。何しや……ふぁあ!」 「ふふ、そなたは感じやすいのぉ……ほれ、こっちにも付いておるぞ~?」 「やめ、あ、っや……ひゃあうっ」 ああ、さすがお嬢様。戦人様の弱点を的確に攻めていらっしゃる。 ほんっと、戦人は弱いわね。 「ククク、小娘のように啼きおって……まだまだたっぷり残っておるからな。しっかり最後まで責任を取ってやろうぞ」 「あ、ああ……あがあぁッ……」 絹を裂くような野太い悲鳴は、魔女たちにとっては頬が落ちるほど甘いスウィーツ。 誰も逃れられない。……くすくすくす。 ナレーションは私、ロノウェと、解説・ベルンカステル卿とでお送りいたしました。 続きはホワイトデーでね……ふふふっ。 一方、どこかの時代の、どこだかにある空の下。 「お嬢、鼻血出てますよー。チョコの食べすぎですかー?」 そんなふざけた声に一睨みをくれてやったが、男は腑抜けた笑いを返すだけだった。 彼は懐からポケットティッシュを取り出すと、鼻から垂れた血を拭った。 「違う。あとおせっかいしないで」 「そうですか?昨日貰ったヤツは甘くて美味しかったから、食べ過ぎたのかなと思ったんですけど」 その言葉に、少女の頬が僅かに赤らんだ。 「違う!……あれ、あんまり作れなかったんだから……」 「お、なら独り占めですかい?嬉しいなぁ」 「違う……違わないけど……知らない、バカ」 若い二人は、なんだかんだで仲良しだった。 だけど、少女のやっぱり受けだわ……という呟きは、隣の男にも届かず、どこかへ消えていたとさ。 - 名前 コメント すべてのコメントを見る
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海の魔女 Chronicle 2nd←クリックで前画面に戻る 第十三巻 509ページ… 私は馬鹿だ…そう沈んでから気付いた…私は 唯…歌いたかった 唯…この歌を聴いて欲しかった 唯…それだけだった… 蒼い波の雫 照らす…月は冷たく 大きな岩場の陰(シェイド) 庭舞台(テラス)…夜は冷たく 聴いて…嫌や…聴かないで 空を呪う歌声 恨み唄…いや…憾み唄 海を渡る歌声 楽しければ笑い 悲しければ泣けば良いでしょう けれど今の私には そんなことさえ赦されぬ 私はもう人間(ひと)ではない 歌うことしか出来ぬ 悍しい化け物へと変わり果てていた… (「Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La」) (「Lu Li Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La」) 生きることは罪なのだろうか…望むことは罪なのだろうか… 歴史よ…アナタの腕に抱かれた 彼女達は言うだろう 「アナタの愛は要らない…私はそんなモノを愛とは呼ばない」と… (「Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La」) (「Lu Li Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La」) 嵐を導く哀しい歌声は 白鴉の途を遮るかのように… Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La...
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黒魔女♀ HP MP 攻撃力 防御力 精神力 敏捷性 炎 氷 雷 闇 死 毒 封 眠 混 弱 120 180 110 120 180 120 100 100 100 50 20 30 30 20 20 30 ダクネロス デロザース マジックバリア リリーススキル フレイアム×2 ダクネロス×2 デススパーク デスアルテマ 【進化の秘宝】なし 【装備】